6年ぶりとなるミニアルバム!中島愛「invitation」リリース記念インタビュー(アニメ!アニメ!)

ワードプレス スターターパックの口コミと内容のネタバレ!実態が2chに流出?

出典元:アニメ!アニメ!

アニメやゲームの主題歌、テーマソングなどを歌うアーティストに楽曲について語ってもらう雑誌「メガミマガジン」のインタビュー企画「Megami’sVoice」。2025年9月号には、6年ぶりとなるミニアルバム『invitation』をリリースした中島愛が登場。

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これまでの人生を表現したミニアルバム
――ミニアルバムのリリースは、2019年のカバーミニアルバム『ラブリー・タイム・トラベル』以来、約6年ぶりですね。

『ラブリー・タイム・トラベル』は、デビュー10周年を記念したご褒美的なミニアルバムでした。自分でプロデュースもさせていただいたのですが、そんなに時間が経ったんだなという気持ちと、あっという間だったなという気持ちがあります。

――インストのプロローグとエピローグをのぞく5曲のうち、収録曲のうち4曲はすでに配信リリースされていますが、いずれCDにしたいという思いはありましたか?

そうですね。2021年に『green diary』というフルアルバムをリリースしたのですが、それがフライングドッグさんでの集大成的な作品になるだろうと考えていました。その後、事務所を移籍してスタッフさんも変わり、「やりたいことをなんでも言ってください」という環境になったんです。以前もやりたいことは十二分に叶えていただいたのですが、それがよりスピーディーになって。心機一転の名刺代わりとして構想したのが2023年リリースの「equal」でした。その後、半年ごとにこういうテーマで、この方に曲や詞を書いていただき、あわよくば2025年にCDにしたいという「妄想プラン」をスタッフさんに渡したんです。そうしたら「全部やりましょう」と言ってくださり、いまにつながりました。

――妄想プランの段階では、どんなテーマのCDにしたいと考えていたのでしょうか?

『green diary』と対になるアルバムにしたいと思っていました。『green diary』は、『マクロスF』で私が担当したランカ・リーを象徴するグリーンを冠に、私の人生での思いを綴った日記を少しお見せするというテーマがあったんです。ただ、制作当時はクオリティを追求したかったことと、私自身が言葉を紡ぐのに自信がなかったので、各クリエイターさんにヒアリングをしてもらいながら、原案・中島愛のような感じで、私の人生を書いていただいたという感じでした。とても満足のいった大好きなアルバムなのですが、移籍して外に出て行くにあたり、私も少し外を向いた方がいいのではないかと考えて。でも、いきなりすべてを新しい環境にして初めての作家さんにお願いするには時期が早いかなと思い、今回は私の人生に皆さんを招待するという形のコンセプトにしました。『green diary』ありきのアルバムなので、妄想プランもすぐに浮かんだのだと思います。

――妄想プランの段階で、曲順も決まっていましたか?

自分で決めたというよりも、素晴らしい偶然の一致が大きかったです。2023年にリリースした「equal」は、ランカのことを歌った曲ですが、私のデビュー15周年に当たるタイミングだったんです。その後、地元の茨城県・水戸市でまたライブをしてみませんかというお話があり、ちょうど新しくできた水戸市民会館の予約が12月24日に取れて。「equal」から半年後ですし、サプライズ的に新曲を披露したらいいのではないかと思い、「くちびるの奥の宇宙」を制作しました。さらに半年後くらいに、私が音声を提供している『Megpoid』のGUMIの15周年があり、そこから半年経つと中島愛名義でのソロデビュー16周年になる。記念日に合わせて新曲が出せる!と思い至りまして(笑)。そして約半年後の2025年6月は、私の誕生日とランカとしてのデビュー曲「星間飛行」のリリース月でもあったので、May’nちゃんにお願いした曲が出せたらいいなとなったんです。『マクロスF』のライブと時期が重なったのは本当に偶然でしたが、パズルがうまくハマって奇跡が起こったなと感じています。

――各楽曲についても聞かせてください。「equal」は、児玉雨子さんと共作で作詞を担当されていますね。

私のライブでバンマスを担当してくださり、『マクロスF』や『マクロスΔ』とも関わりの深い西脇辰弥さんに「楽曲はシンプルに、バンドに囲まれて生っぽい音で歌いたいんです」と相談させていただきました。デモとしてワンコーラスいただいて、それを聞いていたときに私だったらこう歌うかな、と歌詞が思い浮かんだんです。私は引っ込み思案なタイプなので、これまでは書きかけの段階で人に見せることはなかったのですが、勢いで送ってみたら、すごく褒めてもらえて。ただ、言葉を紡ぐのが苦手で書ききる自信がなかったことと、児玉さんの軽やかだけれど核心を突いてくるピリッとした感じがこの曲には必要だと思い、共作のご相談をしたら快諾してくださって。私のワンコーラス分の歌詞を受けて、文通のような形で詞をくださいました。「ランカ・リー=中島愛」で活動しているので、ランカに対して「大好きだよ」と言いづらかったのですが、その言葉は児玉さんが言葉にしてくださり、共作にしてよかったなと思いました。

――「=」というのはそのくらい、中島さんにとっては強いものですか?

そうですね。応援してくださる皆さんからも、「ランカを好きだということを、もっとアピールしてほしいです」とご意見をいただくことがあるのですが、自画自賛に近いので、どうしてもしづらいんです。でも、この曲で「ランカ愛は誰にも負けない」ということを表明できたかなと思っています。

――そんな楽曲ですが、歌う際はどうアプローチしようと考えましたか?

児玉さんにもご相談したのですが、ランカっぽさが出ちゃったら出ちゃったでいいんじゃないかという結論になりました。結果、30代になったいまの私の表現と、ランカに出会ったころの10代のフレッシュさが自然と混ざっていると思います。いまと未来、過去を行き来しながら、懐かしさや新しさを感じていただけたら幸せです。

――「くちびるの奥の宇宙」は中島さん単独での作詞ですね。

私は13歳から芸能事務所に所属していましたが、高校を卒業するまでは地元の水戸で、ただ好きだから音楽を聞いて歌う生活をしていたんです。両親に聞いたところによると、2歳のころからマイク代わりのアイテムを手にして、ステージに見立てた台にのぼり、歌っていたそうなんです。この曲は地元にいたときや、お仕事をする前の自分自身を歌った曲ですが、さすがに18歳くらいまでの私のことは私しか知らないから、歌詞も私が書かざるを得ないな……という気持ちでした(笑)。とはいえ、いまも作詞は得意ではないので、どうアプローチしようかと考えたときに浮かんだのが、4枚目のアルバム『Curiosity』のプロデューサー・田村充義さんの「言いたいことがない、で1曲作れるよ」との言葉で。「口下手だけど地元で歌っていて楽しかった私」で押し通す歌詞でいいんじゃないかなと思えたんです。坂東邑真さんの曲は私とフィーリングが合うようで、こう歌ってほしいという空気が感じられて、スムーズに書くことができました。

――いい意味で、淡々とした歌い方も印象的ですね。

私もそんなふうに歌えたのがうれしかったです。笑顔でいることをずっと自分に課してきていたのですが、無理に笑ったり大きい声を出したりせず、ポツポツ喋るように歌ってみたらハマって。力ではなく気が抜けた、自分の基盤が出た曲になったと感じています。

――「リルロマンティック feat.GUMI」はGUMIとのデュエットです。これまで中島さんがGUMIの楽曲を歌ったり、デュエットしたりすることはなかったですよね?

GUMIがリリースされたときから、「GUMIのカバーはしない」という信条を持っているんです。2009年のリリース当時、真剣に「将来、GUMIに仕事を取られるかもしれない!」って戦々恐々としていて。どう向き合うかを考えたとき、お互いアーティストとして独り立ちして、馴れ合うような距離感にならないように心掛ければいいんじゃないかと思ったんですね。そんなGUMIが2024年に15周年を迎えたので、いまこそ交差すべきではないかと思えました。ただ、いつかしたいと思う日が来るかもしれませんが、GUMIのカバーをするタイミングはいまじゃないなと直感的に思ったので、10年ぐらい前の「V4」というバージョンを使っていただき、10年前の私の声を持つGUMIと一緒に歌うことを決めました。10年前の自分と新曲を歌える方は数少ないと思うのでまさに宝だなと感じています。

――楽曲については、15周年のお祝いの気持ちもありましたか?

もちろんです。それから、昔歌っていたようなシンプルなラブソングや応援歌をまた歌いたくて、デビュー当時に明るいラブソングを書いてくださったKanako Katoさんに詞を、西脇辰弥さんに曲をお願いしました。裏の意味はまったくない、お菓子を食べながら「どこ行く?」とか「暑くない?」とか私とGUMIが会話をしているような楽曲になりました。ポップな楽曲で歌っていても楽しかったですし、長くライブをやっていくに当たり、ライブの中心に据えたい曲になったなと感じています。

――次の「天使の憂鬱」は、逆にしっとりと重めの楽曲ですね。

裏の意味しかない感じの曲ですよね(笑)。デビュー曲の「天使になりたい」は、“不完全なおとな”に向かって歌う曲なのですが、あるとき自分が大人側になっていると感じたことがあったんです。そこでまず、“不完全なおとな”側として歌いたいと思うようになりました。また、ずっと「守りたい」と歌っていた子が「守れるかな」を経て、「守りたい」だけでは生きていけないという葛藤を出してほしいと、春行さんと重永亮介さんにお願いして作っていただきました。タイトルに「憂鬱」というワードが出てきたときは、少し躊躇もありました。私がずっと笑顔でいなきゃいけないと思ってきたので、強すぎる気がしたんです。でも、「憂鬱」以上にピッタリのワードはないなと思い、このタイトルに決まりました。

――「天使の憂鬱」は、中島さんの最初のディレクターがレコーディングをしてくださったそうですね。

1stアルバム『I love you』まで音楽制作をしてくださり、その後もマネージャーとして一緒にいてくださった尊敬している方なんです。この曲は新人に戻る気持ちも大事なんじゃないかと思ってご相談したら快諾いただきました。ただ、10数年ぶりにその方の前で歌うので、いままでを試されている感じやどう生きてきたかを見られる感じがして緊張しました。でも、計算や打算を捨てて、ストレートに歌えたことがよかったと感じています。ディレクターさんは当時から「いいね!」って褒めてくださるタイプで、今回も変わらずだったので安心しながら歌えました。

――「リルロマンティック」にも天使というフレーズが出てきましたよね。

ランカのイメージがやっぱり強いのかなと感じています。ランカってワガママなところもあるかもしれないけれど、こうであってほしいと願われるような天真爛漫さもある子だと思うので、天使のような柔らかいイメージを持ってくださる方もいるのかなと思っています。個人的には、「いまの中島愛に、天使って歌われても……」と思われていないことにホッとしました(笑)。でも、私は自分を天使だと思ったことは一度もないですよ!

――「I AM」の制作では、May’nさんにどのような希望を出したのですか?

ライブの最初に歌っても最後に歌ってもいい、アップテンポだけどさびしさや切なさが少し感じられる曲がほしいとお願いしました。それから「May’nちゃんから見た中島愛像」を歌詞にしてもらえたらうれしいと伝えたくらいでした。5月に行われたMay’nちゃんのライブのあと、「WE ARE」という曲の感想を伝えたことを受けて、曲を書き直してくれたそうなのですが、その前の曲は聞いていないんです。いつか時間が経ったら、どんな曲だったのか聞いてみたいです。

――実際に上がってきた歌詞を見て、どう感じましたか?

May’nちゃんとは『マクロスF』の空気感的に、バチバチしていなければいけないのかなと考えたこともありましたし、若いころはライブリハーサルがハードすぎて、休憩中に話す時間もなかったんです。だから、深いことを話せないまま、結構長い時間を過ごしていたんですね。それが、7、8年前くらいから、だんだんと気持ちを言い合えるようになり、2019年の『MACROSS CROSSOVER LIVE 2019』で2人でセットリストを決めたこともあって、包み隠さず話せるようになったんです。May’nちゃんの口から弱さのようなものを聞いたときは、すごくビックリして、思わず「May’nちゃんも人間だったんだ」と冗談ながら言ってしまったくらい。強い人でも悩むんだなと思ってからは、私も悩みごとを打ち明けられるようになり、逆にMay’nちゃんに驚かれたりもしました。May’nちゃんは、熱い人ですが無理に励ましたり押しつけたりせず、柔らかい言葉で返答してくれて、それが歌詞にもそのまま乗っているんです。彼女の目には、私が「歌う理由を見つけられなくて迷っている人」に映っている。まさに大正解、そのままを見てくれているなと思いました。

――レコーディングで印象深かったことはありますか?

May’nちゃんが仮歌を歌ってくれていたのでそれを聞いて練習したのですが、最初は落ち込んでいるけれどだんだん立ち直っていくという曲なんですよね。それが、私は何も考えずに歌うと最初は明るく、途中で不安になって最終的に落ち込むんです。この曲でもそうなってしまったのですが、それが想定外だけどおもしろいと言ってくれて。もちろん指示があれば明るくできたと思いますが、作らずにいくのがいいと言ってもらえたので、最終的にちょっと迷いの感じられるテイクで終わりました。「不安だと言いつつもステージにはちゃんと立つという矛盾を抱えた愛ちゃんらしいね」とMay’nちゃんが肯定してくれたことで、無理に笑わなくてもいいし、突然落ち込んでもいい、それが私だと感じられました。これはMay’nちゃんにしか作れない楽曲だったなと感じています。

――「I AM」は6月のライブで初披露でしたが、表情にはやや緊張がありましたね。

明るくなくてもいい、という思いが出ていたのかもしれません。でもあとから映像を見て、もうちょっと笑おうよと思いました(笑)。私は、ランカ・リー=中島愛であること以上に何かを優先したことがなくて、ずっとランカでいたい、ランカでいなければいけないと思って生きてきたんですね。でも、それだけだと人生が続かない。結果、このCDで中島愛は明るいだけじゃないけれど、楽しいこともしたい、笑顔で生きたいと思っている人物だと、表現できていると感じています。

――「prologue」と「epilogue」はインストゥルメンタルですが、コーラスは入っていますよね。

2曲とも、アカペラや多重録音をしたいという私のシンプルな欲求から制作しました。『マクロスF』のころに菅野よう子さんから多重録音やコーラスをたくさん教えていただき、いまも好きだなと思っているのでそれをメインにしたかったんです。いまは、デジタルでコーラスも作れてしまう時代ですが、だからこそ挑戦してみました。

――ジャケットは、シンプルながらグッと目を引かれる写真ですね。

「天使になりたい」のアートディレクターさんやカメラマンさんから「顔の正面のアップは、アーティストの切り札だ」と聞いていたんです。人生が目に出るから、当時の私にはまだ早いともお話があって。それに感銘を受けていたので、正面顔にコンプレックスはありましたが、いつか正面顔で撮ってみたいと思っていて、それが叶いました。ちょっと悲しげな目と眉をしているところに、いままでの道のりを感じられていいものになったなと感じています。「invitation」には「誘惑」という意味もあるらしいので、瞳で惹きつけるという感じも出たのではないかなと思います。

――CDが完成しての感想は?

今回、音楽制作はもちろん、ジャケットの衣装や写真も相談しながら自分で選んだのですが、制作過程を深く知れたことがよかったです。責任を持って最後まで制作できたので、いまは安心感のほうが強いです。

――この先、アーティストとしては、どんな活動をしていきたいですか?

私自身、このお仕事を始めたときから夢はすでに叶ったと感じていましたし、このお仕事で生きていくのは生半可ではないとわかっていたので、強い言葉で約束をしないようにしてきたんです。でも、好きで始めたことが職業になったことで、いまはライフワークだとも感じています。歌やお芝居を嫌いになることはないだろうと思えているので、体調や自分の調子に合わせつつ『マクロスF』の物語の舞台となった2059年に「キラッ」ができるよう、自分のペースで続けていきたいです。でも、2008年にデビューしてここまであっという間だったので、これから先も1日1日、1公演1公演大事にしないと、あっという間に2059年が来ちゃうかもしれませんね(笑)。

――あらためて、最後に読者にメッセージをお願いします。

ずっと応援してくださっている方、懐かしいと思ってくださった方、そして初めましての方も、『invitation』という自分の人生を描いたミニアルバムをきっかけに、また私と出会っていただけたらとうれしいです。CDでも配信でも、お手に取りやすい形で、ぜひ聞いてください。

Profile
なかじま・めぐみ/6月5日生まれ。茨城県出身。2009年にシングル「天使になりたい」でアーティストデビュー。
これまでにシングル13枚、アルバム5枚、カバーミニアルバム、ベストアルバム、キャラクターソングアルバムを各1枚リリースしている。

Information
「invitation」
発売中
ストロボミュージック
2500円(税込)

中島愛の6年ぶりとなるミニアルバム。ランカ・リー、自身の地元である茨城県・水戸、『Megpoid』のイメージキャラクター・GUMI、デビュー曲「天使になりたい」にまつわる楽曲と、“戦友”May’n提供の1曲に、プロローグとエピローグを加えた全7曲収録。いまの中島愛の思いと歌唱が詰まった1枚になっている。

いま、話題になっている・・・
ワードプレス スターターパックをご存知ですか?

その効果についてもですが、
株式会社サクラボさんの評判も色々と書かれてますね。

わたしが気になっているのはコレ・・・

気になる内容が『あの掲示板』でかなり流出してるみたいです。

ネタバレと口コミを読んでみると・・・
ある程度、購入前に中身がわかるっていいかも。(^^)v

文句とか批判ばかり言ってても仕方ないですよね。

ちょっと頑張ってチャレンジしてみようかしら?!